シバテーブル | SHIBATable

  • STATUS | Built
  • PROGRAM | Community space( Library & Space for rent )
  • LOCATION | Shibata , Aichi
  • YEAR | 2021
  • CONSTRUCTOR | Tsuji Souken
  • PHOTO | Tololo studio
  • DESIGN | Satoshi Kuboi , Toshiharu Terashima

本物件は、ナゴヤ商店街オープン2019をきっかけに計画されたものである。計画地の柴田商店街は工業地域と都市交通の結節点として発展したが、今は賑わいを失っている。工場・天白川による隣接地域との物理的な分断(陸の孤島)や、国道247を境にした学区分けによる子供の活動の東西分断、夜の街という性格に起因する子育て世代の居場所が地域にないことなど、ワークショップでの議論を始まりとして“柴田商店街のこれからのマチの居場所”を生み出すべく、事業企画の段階から計画・検討した。上記の課題に対して、とりわけ親子の活動が街で展開されることが望まれたため、キッチン付きの1室空間を用意し、プログラミング教室や料理・工作教室(地域住民の持つスキルを活用)、出張図書館(鶴舞図書館との連携)、キッズスクールの開催(地域企業や学校との連携)など機能をひとつに限定しない、多様な人が関わる場所とすることになった。この取り組みを持続されるためにも、初期コストを抑え必要に応じて手を加えられる空間がふさわしいと考え、ガレージと店舗の界壁を更新する最小限の操作で必要な機能を満たしつつ、街や人(特にテナントに入る建物オーナー)との繋がりを実現することを試みた。更新した界壁は様々働きを持っている。例えば、街路に対して垂直な長いファサードとなり、それは敷地の奥の中庭まで伸び街に新しい抜けと明るさを加える。また、開閉できる棚のような界壁としたことで、様々なモノ(ミシンや図書など)が街に現れ内部の活動をにじませる。この開閉する仕組みにより界壁はSHIBATableのためだけでなく、建物オーナーの住居部玄関までのアプローチを兼ねる駐車場スペースからも利用できる開かれた界壁となる。このように様々な役割を持つ“働く界壁”を設計することで、街に対する構えを改めた。

kumo

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